「第一印象で人を判断してはいけません」。
昔、担任の先生や道徳の授業で、そう教わった記憶はありませんか。
おそらくこの言葉は、ぱっと見の印象だけで偏見を持ってはいけない、という意味なのだと思います。
ただ今日は、それとはちょっと違う話をします。
実はこの「第一印象」、ホームページの写真とボタンをひとつ変えるだけで、閲覧ページ数が58.4%も増えるほどの力を持っているのです。
ヨレヨレのスーツと、清潔感のあるワイシャツ
例えば、営業に来た人が2人いるとします。
1人は、スーツは着ているけれど、ダボダボでヨレヨレ。
もう1人は、スーツではなくサイズの合ったワイシャツ姿で、清潔感があります。
前者を見ると、こう思ってしまいませんか。
「この人の扱っている商品、あまり売れていないのかも」
「新しいスーツも買えないくらい、会社が困っているのかも」。
一方、後者を見ると、想像はプラス方向に膨らみます。
「人気商品を扱っていて、あちこち軽装で飛び回っているのかな」
「身なりに気を配れるくらい、余裕がある会社なんだろうな」。
僕は、正直そんなふうに考えてしまいます。
第一印象で、相手とどう接するか、自分の態度までも瞬間的に決まってしまうのです。
プライベートでも、最初の一瞬がすべてを決める
これは、仕事の場面に限りません。
プライベートでも、まったく同じことが起こります。
最初の挨拶が、笑顔の人。
なんだか落ち込んだような雰囲気の人。
どちらのほうが、ストレスなく声をかけやすいでしょうか。
考えるまでもなく、答えは前者です。
第一印象は、その後の関係のすべてを左右する、最初のスイッチのようなもの。
だからこそ、侮れないのです。
ホームページも、「初めまして」の場である
ここからは、ホームページの話です。
企業サイトを見る人の多くは、初めてアポを取りたい、初めて問い合わせをしたいという段階。
「どんな会社なのか」「どんなサービスを提供しているのか」を、事前に確認する目的で訪れます。
つまり、まさに「初めまして」の状態なのです。
だからこそ、ここでの第一印象がとても重要になります。
この会社は、自分が連絡を入れるのにふさわしい相手だろうか。
ちゃんと要望に応えてくれそうか、欲しい品質のものを提供してくれそうか。
そして何より、信頼できそうかどうか。
これらすべてが、サイトを開いたその瞬間に、なかば直感で判断されているのです。
第一印象を左右するのは、文章より写真
ホームページに、どんな内容が書かれているか。
もちろんこれも重要です。
ただ、ページを開いた瞬間の印象を大きく左右するのは、文章よりも写真。
人の目は、文字を読む前に、まず画像に反応するからです。
「なんとなく雰囲気が良さそうだから」と、素材サイトの写真をメインビジュアルに使ってしまう。
これは、よく見かけるケースです。
オリジナリティがない、というだけならまだしも。
「あれ、この写真、どこかよその会社でも見たことあるな」。
そう思われてしまった瞬間、この会社は大丈夫だろうか、と信頼度は一気に下がります。
社屋の外観写真。
社内の設備が一望できる写真。
社員が実際に働いている写真。
その会社にしかない、リアルな一枚であること。
これが、信頼を積み上げるための第一歩なのです。
実例:写真を変えただけで、数字が動いた
信頼できそうかどうかで、問い合わせ数は確実に変わります。
これは決して、感覚だけの話ではありません。
僕が保守管理を担当している、あるクライアント様のコーポレートサイトでの実例です。
これまでファーストビューの画像には、SDGsの取り組みを表した図を使っていました。
誤解のないように言っておくと、SDGsの取り組み自体が良くないわけではありません。
大切な活動であることに変わりはないのです。
ただ、メインビジュアルという「第一印象を担う場所」に置く画像としては、訴求力が弱かった。
図やイラストでは、その会社らしさや熱量が、なかなか伝わりにくかったのです。
そこで、実際の実績事例の写真と、社員が写った写真に変更しました。
このとき、写真を差し替えるだけでなく、画像の中にリンクボタンも配置しています。
サービスページへ、そのままワンクリックで進めるような導線をつくったのです。
その結果が、こちらです。
| 指標(ランディング「/」) | 更新前(5/2〜5/31) | 更新後(6/1〜6/30) | 増減 |
|---|---|---|---|
| ページ/セッション | 2.30 | 3.64 | +58.4% |
| セッション数 | 183 | 174 | -4.9% |
| エンゲージメント率 | 100.0% | 98.9% | -1.1pt |
| 平均滞在時間 | 3分13秒 | 3分9秒 | -1.7% |
| 直帰率 | 0.0% | 1.1% | +1.1pt |
注目してほしいのが、「ページ/セッション」という指標です。
これは、サイトに訪れた人が、1回の訪問で平均何ページを見てくれたかを表す数字。
数字が大きいほど、「もっと見てみよう」と興味を持って、サイト内を回ってくれていることになります。
この数値が、2.30から3.64へと、58.4%も上昇しました。
セッション数(訪問した人の数)はほぼ横ばいだったので、これは訪れた人の数が増えたわけではありません。
サイトに来た人が、より多くのページを見るようになった、ということです。
もちろん、この上昇のすべてが写真の力だけとは言い切れません。
リンクボタンという「次に進みやすい導線」を用意したことも、後押ししているはずです。
それでも、まず写真で「もっと知りたい」と思わせられなければ、ボタンをクリックする気持ちにもたどり着きません。
リアルな写真が入り口をつくり、ボタンがその先へ運ぶ。
第一印象の力を、数字が裏づけてくれた実例だと思っています。
コモウェブは、撮影と制作を並行して手がけられる
コモウェブの強みは、写真撮影とウェブ制作を並行して行えることです。
ホームページのレイアウトを考えるとき、「この位置には、こんな写真がふさわしい」というイメージが浮かびます。
それを、素材写真ではなく、実際のリアルな一枚としてご用意できるのが強みです。
撮影は、僕自身が担当する場合もあります。
ビジネスパートナーのカメラマンが撮影に伺う場合もあります。
どちらの場合も、撮影前には必ず、サイトの構成やメッセージに合わせたフォトディレクションを行います。
なんとなく良さそうな写真を後から当てはめるのではなく、最初から「この会社らしさ」を写真で伝える設計をする。
それが、信頼される第一印象づくりにつながると考えています。
あなたの会社のホームページ、メインビジュアルはどんな写真を使っていますか?
なんとなく選んだ素材写真のままになっていないか、一度見直してみてください。
コモウェブでは、ウェブ制作と写真撮影をあわせてご提案し、信頼される第一印象づくりをお手伝いしています。
「うちの会社らしい写真って、どう撮ればいいんだろう」。
そんな段階のご相談でも、まったく問題ありません。
まずはお気軽に、お声がけください。